倍率が高い都立高校に合格する実力を養成

高倍率の都立高校を志望しているなら、自信を持って得点源といえる教科が必要です。弱点となる教科があるのは問題外ですが、平均レベルに留まることも失敗につながります。ボーダーを予想したうえで、それを20点ほど上回るスコアを目指しましょう。これは最低限の基準であり、理想的には30点ぐらいのリードは欲しいところです。

10点程度しか上回らない想定だと、ささいなミスによって合否が変わりかねません。安全といえるのは30点からであり、20点はセーフティリードの一歩手前です。このような実情があるため、都立高校の倍率を意識した対応が求められます。受験者数が少ないなら、ボーダーを大きく超えなくても合格の可能性はあるでしょう。

しかし、そうではないケースだと、ボーダーより少し上の実力ぐらいでは安心できません。得点源にする教科を選ぶなら、普段の定期テキストを参考にすることが基本です。いつも上位に入っている教科は、それまでの学習で基礎をしっかり鍛えられています。よって、受験向けに応用的な問題を解いていけば、次第に得意な教科という自覚が生まれやすいです。

このような教科を一つに絞る必要はなく、できるだけ増やしておくと有利になります。特に数学などの理系科目で差が出やすいため、それらの対策をしっかり済ませることが大事です。高倍率の都立高校に合格する人はすぐに終わらせています。暗記科目にかける負担を減らせるように、生活のなかで隙間時間を見つけて有効利用しましょう。